シニアにおすすめ飛鳥史跡めぐり「高松塚古墳・橘寺・石舞台・飛鳥寺」半日で周りたい方はレンタサイクルがおすすめです

楽しむ

こんにちはkyokotobaです

今回は日本の始まりの地と言って良い飛鳥を巡ります

飛鳥時代と呼ばれる年代に色々なことが起こりました

一番有名な事件は乙巳の乱ですね

中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我入鹿を暗殺した事件で大化の改新に繋がりました

その場所は飛鳥宮跡として発掘・保存されています

明日香村はそんなに広くはありませんが歴史上重要な史跡がギュッと集まっています

歴史好きにはたまらない史跡スポットです

今回は近鉄電車飛鳥駅から高松塚古墳や聖徳太子誕生の地とされる橘寺、蘇我馬子の墓とされる石舞台、幾人もの宮殿があった飛鳥宮跡などをレンタサイクルで巡りました

一日ですべて徒歩で巡るとすると、よほど健脚の方でないと無理と思います

効率よく短時間で飛鳥の重要な史跡を見るにはレンタサイクルがおすすめです

今日本はインバウンドの旅行者でどの観光地も大変な混雑していますが飛鳥はインバウンドどころか日本人の旅行者も少ないです

そして明日香村一帯は日本の田舎の原風景のような懐かしいたたずまいをしています

ゆっくり観光できる数少ない穴場になってきていると思います

飛鳥を巡りたい歴史好きなシニアにおすすめです

注:記事の季節は春ですが写真の都合上その他の季節の写真も使用しています

飛鳥めぐりおすすめコース

近鉄電車飛鳥駅から有名な史跡スポットを巡ります

近鉄電車飛鳥駅から明日香村に点在する史跡を巡りまた飛鳥駅に戻るコースです

歩くと健脚でないと大変ですがレンタサイクルで周ると効率良く見ることができます

飛鳥駅前にレンタサイクルショップが何件かあるので自転車を借りるのは簡単です

各史跡をゆっくり見学したり甘樫丘に登ったりすると4時間は見ておいた方が良いでしょう

飛鳥駅

何回も訪れている飛鳥駅です

今回はレンタサイクルを借りることにしました

「レンタサイクル ひまわり」さん

自転車 900円

電動アシスト自転車 1400円

迷わず電動アシスト自転車にしました

申込み書に必要事項を記入して即引き渡しです

今回借りた自転車

駅前の交差点を渡って県道209号線を東に向かいます

向こうに見えているのが高松塚古墳のある丘です

最初は道路の左にある国営飛鳥歴史公園館を見学します

自転車置き場に自転車を停めます

国営飛鳥歴史公園館

国土交通省によって整備されたのが国営飛鳥歴史公園です

国営飛鳥歴史公園館は飛鳥地方の史跡や歴史を立体模型や映像を用いて紹介しています

無料なので是非訪れてほしい施設です

高松塚古墳は道路の下をくぐって向かいます

自転車で高松塚古墳の近くまで行けますがのんびり向かいましょう

高松塚壁画館

壁画は国宝に指定されており、保全に万全を図るために常時公開されておりません

このため古墳の隣にあるのが壁画模写を中心とした高松塚壁画館です

壁画発見当時の精密な壁画模写「現状模写」をはじめ、剥落や汚れを加減した模写「一部復元模写」、さらに凝灰岩に漆喰を塗り再現した「再現模造模写」など小さい施設ですが見どころがギュッと詰まっています

ここも是非訪れることをおすすめします

高松塚壁画館から出て左手に高松塚古墳があります

高松塚古墳

高松塚壁画館を出て見上げると高松塚古墳が目の前です

あまり大きくありませんがきれいな円墳です

きれいに復元されています

埋葬者は誰か分かっていません

でもこれだけの壁画や副葬品が埋葬されているのですから有力者だったことは間違いないです

休憩できる場所もあるので飛鳥の地を眺めながらゆっくりしてはどうでしょうか

高松塚古墳に来たら是非とも中尾山古墳にも行ってください

中尾山古墳は真の文武天皇のお墓とされています

元の道を引き返して中尾山古墳に向かいます

芝生広場の向かいの丘に中尾山古墳があります

中尾山古墳

中尾山古墳は古墳時代終末期の8世紀初頭頃の築造と推定されています

調査の結果、八角墳と言うことが判明しています

八角墳は天皇陵の特徴とされているので文武天皇の陵墓が有力視されています

国営飛鳥歴史公園館から高松塚壁画館、高松塚古墳と中尾山古墳についての詳細な説明は別ブログで紹介していますので興味がある方はこちらをご覧ください

シニアが見たい国宝古墳壁画「高松塚古墳壁画」公開に行ってきた 八角墳の「中尾山古墳」も近くです | kyokotoba blog

天武・持統天皇陵

自転車置き場に戻って次は天武・持統天皇陵の野口王墓古墳に向かいます

県道209号線を東に進みます

左手の丘の上に見えてきます

天武天皇と妻の持統天皇が葬られています

八角墳の対辺の長さは37mで中型の大きさです

天武天皇・持統天皇 檜隈大内陵として宮内庁により治定されています

檜隈大内陵の墳墓は八角墳です

飛鳥時代の天皇の墳墓の特徴とされています

墳丘の周りを一周してみました

八角墳と分かる特徴は見ることは出来ませんが墳墓の大きさを知ることが出来ます

八角墳に興味がある方は別ブログで紹介しているのでこちらからご覧ください

シニアが知りたい天皇墓の八角墳、幾何学的なデザインは支配者の象徴です | kyokotoba blog

次は橘寺に向かいます

高市製菓の工場前を通ります

そうすると亀石への案内板があります

道路の下をくぐって亀石に向かいます

亀石

明日香村の観光スポットの一つになっています

巨大な花崗岩に亀に似た彫刻が彫られているので亀石と呼ばれています

亀ではないという説もありようですが見るからに亀です

亀石をはじめ飛鳥には色々な石の遺跡がありますが斉明天皇の時代に造られたとされています

そのために斉明天皇は石の女王と言われています

亀石から小道を東に進むと明日香村役場があります

立派な役場ですね

橘寺はもうすぐです

橘寺

橘寺も飛鳥に来たら是非立ち寄って欲しいスポットです

聖徳太子生誕の地として有名です

もともとこの地には聖徳太子の父である用明天皇の別宮があり聖徳太子が生まれたと伝わっています

その地に聖徳太子により建立されたのが橘寺です

正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と言います

見どころは飛鳥時代の石造物の二面石と往生院の天井画です

今回この二つをメインで紹介します

裏参道側からはいります

橘寺の裏参道から西門に向かいます

・西門

入館料が必要です

・本堂

本尊は「聖徳太子座像」(国重要文化財)です

・聖徳太子の愛馬「黒駒」の像

経堂

観音堂

鐘楼

・二面石

二面石は人の心の善悪二相を表したものといわれています

飛鳥時代の石造物の一つです

本堂の左横にあります

見落としてしまいそうな場所にあるので要注意です

・往生院

格天井には著名な画家の華の天井画が260点奉納されています

圧巻の天井画です

写真撮影がOKなのもうれしいですね

まだまだ境内を紹介したいのですが橘寺については別のブログで記事を書きたいと思っています

完成したら案内しますね

橘寺のすぐ北側には道を挟んで川原寺があります

川原寺跡

川原寺跡(手前)・弘福寺(奥)

川原寺は飛鳥寺・薬師寺・大官大寺と並び「飛鳥の四大寺」の1つに数えられた大寺院でした

天智天皇が母の斉明天皇が営んだ川原宮の跡地に創建したとする説が有力です

室町時代末期に焼失して以降、再建されることなく廃寺となったものとされています

現在は跡地の奥に見えているお寺は弘福寺(ぐふくじ)と言います

川原寺跡はザっと見渡すだけで次に向かいます

県道155号線を道なりに進みます

三叉路がありますが155号線は右にカーブします

飛鳥川に沿って進むと石舞台が見えてきます

駐車場の一角の自転車置き場にレンタサイクルを駐車します

トイレもあるので設備が整っています

石舞台

蘇我馬子のお墓と言われているのが石舞台です

教科書に必ず写真が載っているので知らない人はいない史跡です

飛鳥と言えば石舞台を最初に思い浮かぶ方は多いと思います

大きな石室がむき出しになっています

これは乙巳の変で蘇我入鹿が暗殺された後に蘇我馬子の墳墓を徹底的に壊したのでむき出しになったとされています

付近一帯は公園になっています

桜がすでに散った後でしたが満開時にはさぞかし綺麗だろうと思いました

満開の菜の花畑が近くにあったのでそちらから写真を撮りました

入場チケットを買って園に入ります

近くに来ると更に大きな石室に圧倒されます

石室の中に入ることができます

石棺が復元展示されていました

40年ほど前に訪れたことがあるのですが当時に比べて周辺がきれいに整備されていて驚きました

さすが奈良飛鳥の代表的な史跡スポットです

県道155号線を三叉路まで引き返します

三叉路を右に曲がります

旧明日香町役場前を通ります

郵便局の横の小道を北に向かいます

開けた場所に飛鳥宮跡があります

飛鳥宮跡

板蓋宮は皇極天皇の宮殿で中大兄皇子(天智天皇)らによって蘇我入鹿が暗殺された乙巳の変の舞台として有名です

教科書で習う飛鳥時代の日本の最重要事件がここで起こったのですね

古代史好きに必ず訪れてほしい場所はここです

飛鳥板蓋宮だけでなく、飛鳥岡本宮(舒明天皇)や、後飛鳥岡本宮(斉明天皇)、飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など複数の宮が継続的に置かれていました

同じ土地の上に何層も宮殿跡が残っているので総称して飛鳥宮跡と呼ばれています

最上層の飛鳥浄御原宮の大井戸跡

飛鳥宮跡から見る甘樫丘

次は飛鳥寺に向かいます

遠くに見えているのですが田んぼの中に小道が続いていてどの道を行ったら良いのか分かりません

とりあえず飛鳥寺に近づくことを考えて進みました

飛鳥寺も飛鳥で行ってみたい史跡スポットですね

飛鳥寺

飛鳥寺は蘇我氏の氏寺として6世紀末から7世紀初頭にかけて造営されました

本格的な伽藍を備えた日本最初のお寺です

本尊は「飛鳥大仏」と通称される釈迦如来です

都が平城京へ移るとともに飛鳥寺も現在の奈良市に移転し元興寺となっています

・本尊(飛鳥大仏)

写真撮影OKです

案内の方が丁寧に説明してくれます

飛鳥時代の作で日本最古の仏像です

残念ながら国宝ではありません

何度も修繕されていて履歴が分からなのが理由だそうです

座っておられる場所も創建当時からの場所であるそうです

1400年もの間ずっと同じ場所に座り続けておられるのですね

・本堂

・万葉池

・鐘楼

・飛鳥寺西門跡

・蘇我入鹿・蝦夷の館があった甘樫丘を背に建つ蘇我入鹿の首塚

一説によりますと、飛鳥板蓋宮で斬りつけられた蘇我入鹿の首がここまで飛んできたとの事です

ちなみに事件があった飛鳥宮跡を見ると案外近いです

首塚より甘樫丘に向かいます

道が良く分からないので田んぼの小道を抜けて行きました

甘樫丘

甘樫丘の北側にある甘樫丘展望台に登ってみることにしました

甘樫丘のふもとには乙巳の変で滅ぼされた蘇我蝦夷・入鹿父子の邸宅があったとされています

駐輪場があったので自転車を置いて丘を登ります

結構ハードな登りとなります

別のルートから登った方が良かったのかもしれません

展望台にもうすぐです

到着しました

ベンチもありお弁当を広げている家族もおりました

明日香村内や大和三山や藤原京などの風景を望むことができます

景色は思っていた以上にバツグンです

時間があれば甘樫丘に登ることはおすすめします

明日香村方面

藤原京方面(正面は耳成山、右は天香久山)

畝傍山方面

しばらく休憩して丘を下りました

甘樫丘周辺は芝生広場、休憩所、駐車場なども整備されています

これから飛鳥駅に帰ろうと思います

帰り道ルートにも史跡があるので飽きることはありません

鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)

天武・持統天皇陵の手前の小道を右に行くと飛鳥の不思議な巨石があります

畑の中を通る小道の脇の高台には「鬼の俎」があります

また小道を挟んだ反対側には「鬼の雪隠」があります

両者は直線距離にして数十メートル離れていますが元は1つの古墳の石槨だったものだったそうです

小道を下っていくと右手に大きな古墳が見えてきます

これが檜隈坂合陵(欽明天皇陵)です

檜隈坂合陵(ひのくまのさかあいのみささぎ)

宮内庁により欽明天皇陵として治定されているのですが学術上には確定している訳ではありません

墳丘の長さが140メートルの前方後円墳です

欽明天皇は継体天皇の嫡男で百済から仏像と経文が伝来したときの大王でした

現在の天皇家が繋がっていることが確実視されている重要な天皇です

・猿石

隣接する吉備姫王墓に猿石と呼ばれる石像物があります

亀石や二面石と同様にこれも飛鳥時代の斉明天皇の時代に造られたのでしょうか

飛鳥駅

欽明天皇陵からは高取川まで行って川に沿って飛鳥駅まで国道を歩きます

飛鳥駅に戻ってきました

サイクルショップにレンタサイクルを返します

あめちゃんを頂きました

17時まで自転車を借りれるのでまだ時間と体力があるのならキトラ古墳まで足を延ばすか駅の反対側の西飛鳥にある斉明天皇のお墓とされている牽牛子塚古墳を見ることをおすすめします

ただ飛鳥にはまだまだ見どころスポットはあるのであまり欲張らず次の機会に回した方が良いかもしれません

まとめ

飛鳥の有名スポットを半日で周ってみました

飛鳥をお訪れたら分かるのですが飛鳥は想像していたより狭い地域です

こんなに狭いところで歴史上重要な出来事が起こっていたのかと驚くと思います

これも現地に行ってみないと体験できません

ゆっくり歩いて周っても良し、レンタサイクルで効率よく周っても良し

各々の日程に合わせて自由に組み合わせることが出来るのです

また飛鳥駅の西側の西飛鳥には超おすすめの牽牛子塚古墳があります

一時の飛鳥ブームは過ぎているのでしょうか観光客もまばらです

落ち着いた観光ができると思います

飛鳥を巡りたい歴史好きなシニアにおすすめです

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