こんにちはkyokotobaです
今回は東寺の弘法市と並んで有名な北野天満宮の天神市を紹介します
天神市は毎月25日に開催されます
何故25日かと言うと北野天満宮に祭られている菅原道真公の誕生日が845年6月25日で命日が903年2月25日なので25日をご縁日として開かれるのです
北野天満宮の参道や通りに骨董品や古道具、食べ物などが約1,000店ほど出店されます

学問の神様である菅原道真公を祀る北野天満宮には季節を問わず多くの方が参拝に訪れていますが特に25日の天神市には一層にぎわいます
京都では21日が弘法市、25日が天神市として市民に親しまれている二大縁日です
訪問したのは夏の暑い日でしたが汗をかきながら多くの人が訪れていました
さすがに境内の広さの関係でしょうか東寺の弘法市よりは露店の出店は少なく感じました
それでも境内や参道、近くの御前通にずらっと並んだ露店は壮観です

骨董品や古道具の掘り出し物に興味がある方は一度は訪れてほしいものです
天神信仰発祥の天満宮と京都二大縁日に興味があるシニアにおすすめです
アクセス
天神市当日は北野天満宮の境内の駐車場は露店が並ぶので駐車場はありません
車で行くという選択肢は難しいと思います
・バス
JR京都駅、二条駅、円町や阪急電車の西院、四条烏丸駅から出ています
25日が土曜・日曜・祝日に当たらない限りバスの混雑もましだと思います
おすすめは京都地下鉄今出川駅でまで行きバスに乗ることです
市バス203号系統(⻄⾏)にて(所⽤時間8分)、「北野天満宮前」「上七軒」下⾞徒歩3分
・電車
北野天満宮には京福電車の北野白梅町から徒歩5分で行くこともできます
ただし京福電車に乗るには阪急電車西院駅で乗り換える必要です
北野白梅町駅には大回りになるので京福電車で行くこと自体が大変です
北野天満宮
北野天満宮は今から千年あまり前の天暦元年(947)に村上天皇に御神託(神様のお告げ)があり平安京の天門(北西)にあたる北野の地に菅原道真公をおまつりするために創建されました

全国各地にある天満宮はおよそ1万2000社あり、その多くは北野天満宮から御霊を分けた神社であるそうです
毎月25日は天神さまのご縁日とされ境内周辺に露店が並びます
京都では東寺の弘法市とならぶ二大縁日とされ骨董品や古道具、古着などの出店あります

7時頃から日没まで(16時頃)まで境内周辺や参道に約1000の露店が並びます
時間は出店者の都合で早く店じまいするところもあるので注意が必要です
京都地下鉄今出川駅
JR京都駅で地下鉄烏丸線に乗り換えて今出川駅に向かいました

御所の北の今出川通りにあるバス停から北野天満宮に向かいます

市バス203号系統に乗車しました
上七軒バス停で降車しました

今日は上七軒街を歩いて北野天満宮に向かうことにしました
上七軒(かみひちけん)
上七軒は北野天満宮の東参道(上七軒通り)に広がる花街です

京都で花街と言えば祇園や宮川町、先斗町が良く知られていますが上七軒は京都最古の花街なのです

室町時代に北野天満宮の再建の際に残った資材を使って7軒の茶店を建てたのが「上七軒」の由来です

夜となると提灯に明りが灯され幻想的な雰囲気になります

上七軒歌舞練場に寄ります


華やかな提灯を目印に歩けばすぐに着きます


上七軒歌舞練場
上七軒歌舞練場は上七軒の芸舞妓が日々の稽古の成果を披露する劇場施設です

春には「北野をどり」や」秋には「寿会」の舞踏公演が行われます
そして夏には「上七軒ビアガーデン」として例年7月1日から9月5日まで開かれます

上七軒の舞妓・芸妓さんが浴衣姿でお客さんをもてなしてくれるそうですよ
うれしいことにビアガーデンは一見(いちげん)さんでも利用することができます
御前通から見た歌舞練場

天神市に行って見た
上七軒歌舞練場から御前通に出ると天神市の露店が広がっています

天神市は北野天満宮の境内には露店は少ないです

ほとんどが周辺の道筋や駐車場に店を開いています
弘法市と違うところです


・東門
東門から境内に入りました

本殿の横を通って北門に行って見ました

・北門

北門の前の道路にも露店が並んでいました

・本殿(国宝)
豊臣秀頼が慶長12年(1607)に造営されたものです


学問の神様なのでkyokotobaも何回も参拝に訪れたことがあります
たくさんの方がお守りを買われていました

名物の大福梅の土用干しをしていました

境内の様子

・三光門

「星欠けの三光門」と呼ばれています
三光とは、日、月、星の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来ですが、星の彫刻だけが見られないともいわれています
夜には献納された提灯に灯がともります
天神市は終了していますが訪れてみたいですね

天神さんと言えば牛


・楼門

楼門から一の鳥居までには露店が参道に店を開いています

・一の鳥居
大正10年10月に建立されました

一の鳥居の周辺にも露店がたくさん出ています

普段は駐車場の敷地も露店のスペースになっていました

一の鳥居から本殿に向かうべきでしたが今回は逆のコースで歩きました
天神市に興味がある方は境内周辺を歩いてください
そして北野天満宮の西にある御土居をのぞいてみようと思います
御土居(おどい)
京都にも城壁があったことをご存じですか
御土居(おどい)と呼ばれています
教科書でも習ってないですよね
実は豊臣秀吉によって作られた京都を囲む城壁があったのです
城壁と言いましたが正しくは土塁です
土塁の外側には堀もありました
北野天満宮の東に流れる天神川に沿って遺構が残されているのです
ところが残念ながら特別な公開日でないと入りことができません
昔は自由に見に行けたんですけどね
そう言うことで、少しでも近くで形跡をみたくて梅苑の外を通って天神川に行って見ました
行き方を説明するのは難しいのですが梅苑の南端と民家の間の道を抜けて行くことができます



天神川です

結構深い渓谷になっています
右側が北野天満宮側です
御土居があるのですが木々で見えませんでした

まとめ
京都の二大縁日とされている北野天満宮の天神市の様子はどうでしたでしょうか
東寺の弘法市は京都駅から近いので行きやすいのですが天神市は少し交通の便が悪いです
でも由緒ある縁日ですし、たくさんの露店を見て回るのも楽しいので25日には参拝してはどうでしょうか
一年のなかでも、1月は初天神、12月は終い天神と呼ばれていて更に賑わいを見せる市となります
掘り出し物と出会うかもしれませんよ
由緒ある北野天満宮と京都の二大縁日に興味があるシニアにおすすめです
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