シニアにおすすめ奈良の新観光スポット「奈良監獄ミュージアムby 星野リゾート」美しき監獄を体験して自由について考えたい

楽しむ

こんにちはkyokotobaです

今回は2026年6月に奈良にオープンした真新しいミュージアムを紹介します

それは「「奈良監獄ミュージアムby 星野リゾート」です

1908年(明治41年)に建設された西洋風の豪華で美しい監獄で100年以上使用されていましたが2016年に奈良少年刑務所としての役割を終えて閉鎖されました

その後2027年に重要文化財に指定され、活用するために星野リゾートが借り受けて今年2026年4月に「「奈良監獄ミュージアムby 星野リゾート」としてオープンしました

最新の奈良の観光スポット誕生です

テレビやYouTubeで紹介の様子を見ることが多くなり、どうしても行って見たくなりました

監獄といえば薄暗く汚い建物や部屋を想像すると思いますが、紹介される建物は美しく部屋は明るく開放的な様子なので想像とのギャップが大きくますます興味が湧きました

完全予約制で予約が取りにくいのですがたまたま14時のコースが1名空いていたのでポチッとして行ってきました

「奈良監獄ミュージアム」のコンセプトは「美しき監獄からの問いかけ」だそうです

誰が見ても美しい赤レンガ作りの建物や風通しが良く明るい部屋とか様々な展示物からは監獄のイメージが覆されました

でも受刑者は閉じ込められた空間で長い年月暮らしていくのです

その不自由さはどんなものかと想像するだけで監獄の恐ろしさが少し分かりました

それにしても明治の日本の威信をかけた西欧風の監獄建物は美しかったです

早く西欧に認めて欲しいという明治の人々の気持ちがこんな立派な建物を建てたのでしょう

明治のレトロな建築物の美しき監獄で自由について考えたいシニアにおすすめです

「奈良監獄」とは

明治末期に不平等条約解消に向けた日本の近代化をアピールするために「近代的な刑務所」を海外に示すために建設された監獄です

赤レンガ造りの美しいロマネスク様式の建物と中央看守所から放射状に5つの舎房が伸びるハヴィランド・システムと呼ばれる最新の監獄建築思想を取り入れた近代建築の傑作です

1908年(明治41年)に完成しました

同様な近代的な監獄は日本各地に建設され「明治五大監獄」と呼ばれています

「奈良監獄」「長崎監獄」、「金沢監獄」、「千葉監獄」、「鹿児島監獄」の五つです

今では「奈良監獄」は唯一現存する建物となりました

1946年(昭和21年)には「奈良少年刑務所」と改名し2016年(平成28年)に閉鎖されるまで現役の監獄として活用されました

そして100年以上に渡りその役割を全うした奈良監獄は歴史的価値が高く優れた近代建築であるとして2017年(平成29年)に重要文化財に指定されました

「奈良監獄ミュージアム」とは

2026年4月にオープンした星野リゾートが運営する監獄ミュージアムです

100年以上の歴史を持つ奈良監獄が2016年に閉鎖になりましたが、その歴史的価値の評価から2017年に重要文化財に指定されました

奈良監獄は国の持ち物ですが、それを星野リゾートが借り受けて監獄ミュージアムに改修しそこから上がる観光収益で国の重要文化財を維持していこうという試みです

「奈良監獄ミュージアム」の他に「星のや奈良監獄」という高級ホテルも2026年6月にオープンしています

ミュージアムの展示エリアは【監獄保存エリア】、【A棟】「歴史と建築」、【B棟】「規律と暮らし」、【C棟】「監獄とアート」の4エリアです

「奈良監獄ミュージアム」のコンセプトは「美しき監獄からの問いかけ」です

美しい建物でありながら中身は監獄という明と暗が同居しています

そんな監獄ミュージアムを4エリア見学することで各々なにかしら感じさせる展示方法を意図しています

個人の想いが様々なように問いに対する正解はないそうですよ

今でも予約が取りにくい状況なので更に行きにくくならないうちに是非足を運んでください

アクセス

所在地

〒630-8102  奈良県奈良市般若寺町18

・車の場合

「奈良監獄ミュージアム」門前に市営駐車場があります

平日なら空いていると思います

・バスの場合

専用直通バスがあります

JR奈良駅(西口11番)または近鉄奈良駅(2番)です

終点「奈良監獄ミュージアム前」下車

行きの時刻表です

本数が少ないので注意してください

一般のバスの場合

直通バスがない時間帯は本数が多いのでこちらが便利です。

「青山住宅行」または「州見台八丁目行」に乗ってください

JR奈良駅(西口11番)

近鉄奈良駅(青山住宅行:2番 州見台八丁目行:21番)

「般若寺」下車です

下車後ミュージアムまで10分ほど歩きます

近鉄奈良駅のバス乗り場のご案内

近鉄奈良駅のバス停は道路を挟んだ向かい側のバス乗り場からです

2番降り場から直通バスと一般バスが出ています

直通バスの看板

青山住宅行きの時刻表

気候が良い時は徒歩で行くことをおすすめします

JR奈良駅からは遠いですが近鉄奈良駅からでしたら約30分で着きます

途中東大寺の西門史跡とかあるので観光しながら歩けます

時間と足に自信がある方はゆっくり歩かれたらいかがでしょうか

入館情報

営業時間:9:00 — 17:00  最終入館 16:00

定休日: なし

入館料: 大人 -・海外在住者3,500円 日本在住者2,500円 奈良県在住者2,000円 

     大学生・高校生1,500円  小学生・中学生700円 未就学児・無料

ただし事前予約が必要です

朝9時から4つの時間帯に分けて募集しています

最終時間帯の14時入館が案外空いています

14時から16時までに入館すればよく滞在時間は無制限なので17時の閉門まで滞在することはできます

WEB予約すると携帯にQRコードが送られてきます

オープンしたてなので大変人気です

スケジュールが決まったら早めに予約してください

予約はこちらからどうぞ

奈良監獄ミュージアム by 星野リゾートのチケット購入・予約

近鉄奈良駅から歩きます

今回は歩いて奈良監獄ミュージアムに向かうことにしました

途中東大寺の国宝「転害門」を見たいと思っていたからです

近鉄奈良駅は地下駅なので地上に出ます

東向商店街には寄らず奈良観光のメイン道路である県道754号線に沿って東に歩きます

海外の観光客に交じって東大寺の方向に歩きます

奈良県庁の前を通ります

754号線は北に曲がるので道なりに進みますがトンネルを通って反対車線に出て進みます

北に向かって歩きます

さすが奈良ですね

歩いていると史跡があちこちにあります

お目当ての国宝「転害門」です

・転害門

東大寺境内の西北になります

戦乱の2回の大火にも焼け残り奈良時代の創建時の姿を残している建物で国宝です

門の前に西に延びる道は平城京の一条通です

ガイドの方から現在は幅が小さい道ですが昔は道幅が数十メートルあったとお聞きしました

常駐しているガイドの方に時間がある方は歴史をしっかり教えてもらえますよ

三叉路の左の道を進みます

奈良街道といい京都まで続く道でした

また三叉路がありました

奈良街道は右の道なのですが左の坂道を進みます

奈良監獄の塀が見えてきました

レトロな洋館は奈良監獄の正門です

今は「星のや奈良監獄」ホテルへの門になっておりミュージアムへ行く客は入れません

正門を通り越し塀に沿って歩きます

長く続く監獄の塀を見ているとここは受刑者を閉じ込めておく場所だということをいやでも認識させられます

「奈良監獄ミュージアム」の門がありました

写真スポットになっているようです

受刑者ではないのに収監されるようで少し緊張気味に入りました

市営駐車場が門の近くにありました

入館

見学コースの説明板がありました

この順番で回ります

門をくぐると正面に本館と監獄の第一寮が見えます

豪華なレトロ調の建物の迫力がすごいです

右手に入門ゲートがあります

QRコードをかざして入ります

パンフレットは自分で取ります

塀に沿って歩いて保存棟に向かいます

歩く道からは奈良監獄の建物の全体像がよく見えます

放射線状に舎坊が伸びるハヴィランド・システムの建物がよく分かりました

それにしても建物はレトロ風で美しいですね

約半周して保存棟の第三寮という独房がある棟に向かいます

ミュージアムとして開放しているのはこの第三寮だけです

他の監獄棟はホテル「星のや奈良監獄」の客室として外観はそのままに中はリフォームされていて見ることは出来ません

保存棟

第三寮という建物から内部に入ります

ここは「保存棟」と呼ばれるエリアで少年刑務所時代の建物がほぼそのまま保存されているのです

監獄という暗くてジメジメしていると思い込みがありましたが、中に入ると案外明るいことに驚きました

吹き抜けの二階建てになっていて両側は独居房がずらりと並んでいます

なにか映画で見たアメリカの監獄のようなイメージそのままの建物でした

天井からは日光が降り注いでいて風通しもよさそうです

ガイドの方が見学者に説明していました

これはスポットガイドと言って午前と午後に開催されています

10分程度のガイドが繰り返されるので時間があれば無料で聞くことが出来るので参加したらどうでしょうか

独房の中も見学できます

窓が大きく壁も明るい色なので閉塞感がありません

ただし扉は頑丈です

中からはドアノブが無いので扉を開けることは出来ません

表の施錠は頑丈でした

監獄であることを思い知らされました

順路は1階から2階に回ります

2階も独房が並んでいます

やはり日光が降り注ぐ作りなので明るく風通しは良さそうです

立ち入り禁止となっている向こうに見えるのが中央看守所です

予約制で見学は可能なので見たいという方は申し込んでください

「ハヴィランド・システム」という各棟の中心に中央看守所をおき各棟を一望できる奈良監獄の一番の特徴です

2階から1階に降りて更に地下に降ります

浴室が並んでいます

当時のままなの状態なのでだいぶ劣化しています

順番に並んで数人ずつ狭い浴室に入ったのでしょうね

狭くて薄暗い浴室なのでやはり監獄なんだなと思いました

外に出て別の保存等棟を横切って展示エリアに向かいます

A棟 テーマ「歴史と建築」

A棟では8つの展示室があります

奈良監獄が出来た歴史や建築を紹介しています

奈良監獄は国の不平等条約改正の一環として西欧に負けない監獄を造るという目的で国の威信をかけて建設しました

設計者の山下啓次郎氏の足跡や奈良監獄の最大の特徴である「ハヴィランド・システム」の説明がありました

また全国にできた「明治五大監獄」と呼ばれる近代監獄の紹介もあります

罰は与えるけど更生も与えるという近代的な監獄を目指して当時としては画期的な取り組みだったことが分かる展示になっていました

A棟を出るとすぐ左手に江戸時代の牢屋が展示されています

狭く簡素な作りはさぞ暑くて寒かったでしょう

見てきた奈良監獄の独房も天国に思えるほどです

B棟 テーマ「規律と暮らし」

B棟では刑務所の中の生活を紹介します

テーマは「規律」「食事」「衛生」「作業」「更生」「お金」「自由」の7つのテーマを部屋ごとに展示していました

中でも興味があったのは「規律」の部屋です

刑務所では起床から就寝まで厳格なルールが定められていました

その様子がよく分かる展示でした

「食事」の部屋では全国の刑務所の個性が現れる献立や食器を展示していました

質素ながらしっかりとした食事なので驚きました

刑務所の中では食べることしか楽しみが無いので食事の時間を受刑者は待ち遠しかったと思います

最後は「自由」の部屋です

受刑者がポツンと外を長けていました

もちろん刑務所の塀があるのですが、その向こうには自由があることを思いながら眺めているのでしょうか

受刑者の気持ちが少し分かるような気がしました

是非「自由」の訪れてください

C棟 テーマ「監獄とアート」

渡り廊下を歩いてC棟に向かいます

C棟はかつての医務所を改装したエリアでアーティスト作品と受刑者による刑務所アートを展示しています

・西尾美也「声を縫う」

奈良少年刑務所にいた受刑者たちが書いた詩を200人を超える人びと共に刺繍をして紡ぎ出した作品です

アトリウムの真ん中にあるので迫力があります

・風間サチコ「秩序とNEW僕等と」

日本の近代化の明暗を彫り起こす木版画です

何というか見入ってしましました

「スクール・ウォーズマン(卒業)」

・刑務所アート

「刑務所アート展」の応募作から受刑者が自主的に制作した絵画や書、文芸作品を展示しています

・むすびの部屋

「プリズン ポストカード プロジェクト」ミュージアムでの体験を通して感じたことをカードに書いてポストに投函できる試みです

投函されたカードは壁面に展示されていました

D棟 「カフェ・ショップ」

C棟から一旦外に出てD棟に向かいます

奈良監獄の美しい正門と本館がよく見えます

正門

本館

D棟はカフェとショップがあります

どちらもそんなに広くはないですが

カフェでゆっくり休憩したらどうでしょうか

ショップには受刑者の作品も販売しています

これで全ての展示場を見学しました

60分ほどかかりました

カフェで休憩したりスポットガイドに説明受けたりすると90分ほど見たほうが良いでしょう

17時までは滞在できるので納得するまで見学できるのが良いですね

ホテル「星のや奈良監獄」

ホテルの「星のや奈良監獄」も紹介しないといけませんね

「星のや奈良監獄」は高級ホテルです

お値段はツインルームで一泊10~15万円だそうです

かつて約500室あった舎房の壁をぶち抜いて全48室をスイート客室として再生しています

宿泊者専用ルートから「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」へ何度でもアクセスできる特典があるそうです

超強気の値段設定ですね

どんな宿泊者を対象にしているのでしょうか

インバウンドとか日本の富裕層とかでしょうね

確かに歴史ある建物に泊まれるというのは興味を引く動機にはなると思います

また奈良は決定的にホテルが少ないのでお金持ちには案外人気になるかもしれませんね

そうすると48部屋しかないのが少なすぎるような気がします

「奈良監獄ミュージアム」はこんな人におすすめ

見出し

・レトロ建物に興味がある方

・「明治五大監獄」について知りたい方

・監獄の中の暮らしに興味がある方

・「美しき監獄からの問いかけ」はどんなものか興味がある方

・混雑する博物館が嫌でゆっくり見て回りたい方

「奈良監獄ミュージアム」は美しい建物なので建築に興味がある方にとっては是非訪れて欲しいです

そして全国に同時期に建設された「明治五大監獄」があったことも教えてくれます

何故明治の人は美しい監獄という不釣り合いな建物を多く建ったのでしょう

答えはミュージアムの中にあります

監獄と聞けば暗くて狭くて恐ろしいところというイメージがありますが実際は開放的で明るく衛生的なことが分かります

しかし刑罰としての監獄生活は規律と秩序が優先された自由がない場所です

ミュージアムを見学すると心の中で自由について考えさせられます

日頃考えたことが無いことを改めて考えさせてくれる貴重な場所といえるかもしれません

そして何と言ってもゆっくり見学できます

予約制で入場者数を絞っているためなのでしょうが時間無制限で気が済むまで見学できるのは良いことだと思います

まとめ

「奈良監獄ミュージアム」の「美しき監獄からの問いかけ」というコンセプトで造られた場所です

本来、監獄とは暗く苦しい罪への罰としての労役の場所だと思っていました

しかし「奈良監獄ミュージアム」はレトロな美しい建物で内部も明るく衛生的な環境だったことを表現していて監獄に対するギャップが訪れた人を惑わします

ただ実際には規律や秩序が存在する息苦しい場所だったと思います

実物の監獄や展示物を見て回ることで感じることが出来ます

収監者たちはそんな生活の中で塀の外に自由を感じながら刑期を務めていたのでしょう

「奈良監獄ミュージアム」から出獄すると、いや出るとなんとなくホッとしました

自分は自由なんだと思えたからです

そんな貴重な経験ができるのが「奈良監獄ミュージアム」です

明治のレトロな建築物の美しき監獄で自由について考えたいシニアにおすすめです

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