シニアが知りたい難波宮①「大阪歴史博物館」1400年前の大坂に日本の首都があったのをご存じですか?

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こんにちはkyokotobaです

みなさん1400年前に大阪に日本の首都があったことをご存じですか

それも飛鳥時代と奈良時代の2回、大阪に置かれた時代があったのです

場所は大阪城の南に難波宮跡公園として保存されているのです

飛鳥時代の孝徳天皇が造営した宮城を前期難波宮((難波長柄豊碕宮)と言い、奈良時代に聖武天皇が造営した宮城を後期難波宮と呼びます

前期難波宮と後期難波宮とは規模は違いますが全く同じ場所に造営されています

発掘調査後に遺構は埋め戻されましたが大極殿の基壇などは復元整備され難波宮跡公園として解放されています

そして近くには当時の大極殿を再現して展示する大阪歴史博物館があります

難波宮跡公園と大阪歴史博物館を同時に見ることで難波宮の歴史がより理解できるのです

初夏の一日に難波宮跡公園と大阪歴史博物館を見学してきました

とても一つのブログで説明できないので2回に分けてお話ししたいと思います

第1回目として「大阪歴史博物館」について述べようと思います

難波宮だけでなく大阪の古代から近代までの歴史を展示している博物館なので見ごたえがありました

難波宮跡公園を訪れる前に予備知識として先に大阪歴史博物館を見学するのが良いと思います

古代の大阪にあった日本の首都の歴史に興味があるシニアにおすすめです

前期・後期難波宮とは

前期・後期難波宮については難波宮跡公園のブログ記事で詳しく説明する予定なので簡単に触れます

・二つの宮の位置関係

有名な乙巳の変(645年)ののちに孝徳天皇は飛鳥から難波に遷都しました

宮殿は652年に完成しこれが日本書紀では難波長柄豊崎宮と呼ばれています

この宮殿は建物がすべて掘立柱建物で草葺屋根でした

しかし難波長柄豊崎宮は686年に焼失してしまいました

前期難波宮復元模型

その後、奈良時代の726年に聖武天皇によって同じ場所に宮殿が建てられたのです

難波宮は平城宮の副宮殿としての位置づけであったと考えられています

それでも聖武天皇は745年に正式に難波宮に遷都しました

後期難波宮復元模型

つまり大阪には飛鳥時代と奈良時代の2回、日本の首都があったことになります

この二つの宮殿を区別するために孝徳天皇の難波長柄豊崎宮を前期難波宮と呼び、聖武天皇の宮殿を後期難波宮と呼んでいます

難波宮は何故この地にできた?

難波宮の場所は上町台地という大阪を南北に貫く大地の北端にあたります

古代には河内湖と呼ばれる大きな湖が内陸まで入り込んでいました

上町台地の北側には5世紀に仁徳天皇が作ったとされる運河の難波堀江が大阪湾と河内湖を結んでいました

そして上町台地の先端の北西には当時の海外への玄関口でもあった難波津という港があったのです

つまり周辺は物の流れと人の流れの拠点でもありました

大阪歴史博物館周辺は古墳時代の倉庫群跡が発掘されています

これらを法円坂遺跡と言います

復元展示された実物大の高床式倉庫

孝徳天皇以前にも応神天皇の難波大隅宮、その息子である仁徳天皇の難波高津宮などがこの周辺におかれたと日本書紀には記されているので古代のより日本の重要な場所だったことは間違いありません

そして乙巳の変が起きたあと人心の一新を図るために海外への玄関口でもある難波に孝徳天皇が難波長柄豊碕宮(前期難波宮)を造営し遷都したと考えられています

奈良時代に聖武天皇が後期難波宮を造営したのも海外への玄関口という重要性が続いていたのだと思います

大阪歴史博物館(Osaka Museum of History)とは

大阪市中央区のNHK大阪放送局と複合施設としてアトリウムを共有している大阪市立の博物館です

平成13年(2001)11月に開館しました

敷地は前期難波宮跡に建てられたので遺構を保存しながら建築されています

地下1階に難波宮遺構が保存されていて見学することもできます

大阪の古代から中世、そして大大阪時代の歴史を学べる展示になっています

何と言っても新難波宮の大極殿を実物大で再現した展示や大大阪時代の繁華街を再現した展示が体験型の博物館としての特徴を出しています

大阪歴史博物館を見学した後に難波宮跡公園で難波宮跡を散策することをおすすめします

新旧難波宮の歴史と宮城の違いを想像しながら歩くと過去にタイムスリップしたような感覚になるでしょう

追伸:もし中世や大大阪時代の大阪を更に知りたいなら天神橋筋六丁目にある大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」に行かれることをおすすめします

当ブログで紹介していますので興味がある方はご覧ください

こちらから

シニアが楽しむ大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」江戸時代の大阪の街にタイムスリップできます | kyokotoba blog

アクセス

〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32

TEL:06-6946-5728

電車と車で行くことが出来ます

大阪メトロの地下鉄駅に近いので電車をおすすめします

・電車の場合

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅及び大阪メトロ中央線谷町四丁目駅が便利です

谷町線谷町四丁目駅からは2号出口、中央線の谷町四丁目駅からは9号出口が近いです

・車の場合

大阪歴史博物館に駐車場があるので利用は可能です

高さ2.1メートルまでの乗用車

営業時間 午前8時~午後9時

最初の1時間まで500円、以降30分ごとに200円

利用案内

開館時間:午前9時30分から午後5時まで

休館日:火曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月28日から1月4日)

観覧料:大人       600円 高校生・大学生    400円

    中学生以下・大阪市在住の65歳以上の方・障がい者手帳等をお持ちの方は無料

谷町四丁目駅から大阪歴史博物館へ

今回は大阪メトロ中央線谷町四丁目駅から出発しました

9号出口を出ると目の前に大阪歴史博物館のビルがあります

海外旅行者や校外学習の小学生達がいました

当時の大型倉庫が復元展示されていました

大阪歴史博物館の入り口はNHK大阪放送会館と大阪歴史博物館共同の玄関と大阪歴史博物館の東側にも入り口があります

 

1階と受付

大阪歴史博物館の1階フロアは広い空間になっています

これは地下に前期難波宮(難波長柄豊碕宮)の倉庫の柱跡を保存するためにビルの柱を中央には無くしているためです

受付で入場料を払います

見学順路は最初に10階まで上がり9階、8階と下がりながら見学するようです

エレベーターに乗って10階まで一気に上がります

10階 古代フロア

10階に到着しました

ここは古墳時代や難波宮時代のフロアです

ホールで総合ガイダンスの映像が流れてます

一番の目玉と言える難波宮のコーナーです

奈良時代の後期難波宮の大極殿が現れました

744年に大極殿で行われた遷都の様子を原寸大の形で再現しています

天皇に使えた役人たちが並んでいます

天皇が座る高御座(たかみくら)と呼ばれる玉座です

奈良の平城京跡公園にある復元された大極殿には実物大の模型があります

窓から見える難波宮跡公園の眺めが絶景です

後期難波宮の大極殿跡が見えますね

難波宮発掘の先駆者である調査を主導した山根徳太郎博士のコーナーもあります

古代の難波は海外への玄関口として開けていました

その資料を展示しています

前期難波宮・後期難波宮のジオラマや資料を展示して当時の様子を説明しています

前期難波宮

規模は後期難波宮より大きいそうです

後期難波宮

豪華な瓦葺屋根の大極殿です

10階が博物館のメイン展示だけあり後ほど見学する難波宮跡の成り立ちが理解できて満足しました

なんと窓から大阪城公園が一望できます

きれいに大阪城の全体像が見える場所だったので何か得した気になりました

9階  中世近世フロア

9階に入ると最初は戦国時代の本願寺があった大阪エリアが広がります

中世の大阪の街並み

次は江戸時代の「天下の台所」と称された大阪の町です

街並みのジオラマが当時の活気あふれるなにわの町人たちの暮らしぶりを楽しく見せてくれます

8階 歴史を掘るフロア

8階に入ると最初に原寸大に再現した発掘現場を設けられています

ここでは遺跡の調査方法や遺構・遺物の見かたを学ぶことができます

ちょうど小学生が校外学習で勉強しに来ていました

訪れた時のは特集展示は「たんけん!となりの町工場」が開催されていました

鉄工所、製材所、硝子加工所などの大阪市内ゆかりの町工場に関する大正・昭和期の資料を中心に展示していました

フロアの半分は7階と8階が吹き抜けになっていました

7階の大大阪時代の実物大のジオラマを見下ろすことができます

7階 近代現代フロア

7階には大正から昭和初期にかけての「大大阪時代」を再現している実物大のジオラマがあります

大正末期~昭和初期にひときわにぎわった心斎橋筋、道頓堀などの街角を、大きさ、雰囲気そのままにリアルに再現しています

懐かしい大阪と出会うことが出来ます

心斎橋筋の店舗

道頓堀の寄席

アトリウム

1階まで降りてきました

階段横にミュージアム・ショップがありました

大阪歴史博物館からNHK大阪放送会館に向かいます

このアトリウムはNHK大阪放送会館と大阪歴史博物館共同の空間です

この敷地には前期難波宮(難波長柄豊碕宮)の倉庫が置かれていました

その目印として床には倉庫の柱跡が分かるように丸い印が付けられています

NHK大阪放送会館の入り口

大阪歴史博物館の見学もしたので次はいよいよ難波宮跡公園に向かいます

難波宮跡公園の紹介は次回のブログをご覧ください

最後に地下の難波宮遺構見学についてお知らせします

地下の遺構見学の紹介

大阪歴史博物館の地下に保存している難波宮の倉庫遺構を見学することができます 

博物館ボランティアによる遺構見学ガイド付きです

定員:先着20名

時間:14時・15時出発

所要時間:約20分

申込みは受付カウンターへ直接行います

お時間がある方は参加してみてはどうでしょうか

まとめ

大阪歴史博物館は難波宮をより深く知るには最適な博物館というのが納得しました

10階に再現されている奈良時代の新難波宮の大極殿は見る価値があります

また中世や大大阪時代の大阪の様子も実物大のジオラマや展示物で楽しく知ることが出来ました

そして10階からの難波宮跡公園の眺めは絶景です

また大阪城も眺めがよく両方の史跡を見ることが出来る展望台としてもおすすめしたいです

大阪歴史博物館で難波宮について学習した後はいよいよ難波宮跡公園に向かいます

古代の大阪にあった日本の首都の歴史に興味があるシニアにおすすめです

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