こんにちはkyokotobaです
今回は京都の桜の名所を歩いてきたのでその報告です
京都の桜の名所と言われて思いつくのはどこでしょうか
京都は嵐山、醍醐寺、平安神宮など街中に桜の名所があふれていますね
その中でも人気上位にランクされるのが今回紹介する「哲学の道」と「蹴上インクライン」です
その2か所を桜の満開の日を選んで歩いてきました

哲学の道は京都大学の哲学者である西田幾太郎(きたろう)が散歩した道として有名ですね
蹴上インクラインは琵琶湖疎水にある傾斜鉄道跡で桜の名所としても人気の場所です
そして道中にある「大豊(おおとよ)神社」と「南禅寺」にも参拝してきました
大豊神社は初めて訪れたのですが境内は癒しの空間が広がっていました
哲学の道を歩くなら大豊神社に参拝することを強くおすすめしたいです

混雑を避けて早朝から歩いたのですがゆっくりお花見をすることができました
満開の桜の下、風情ある京都の小道を散策するのは贅沢な時間を過ごしたと思っています
京都らしい桜の名所を散策して癒されたいシニアにおすすめです
お花見ウォーキングコース
京阪電車出町柳駅から哲学の道や南禅寺を通って蹴上インクラインから京都地下鉄東西線蹴上駅までを歩きました
約4kmのコースなので3時間あればゆっくり回れると思います
桜が満開の日は混雑が予想されるので朝7時半に出町柳駅出発としました
正解でした、それでも多くの観光客がいましたよ


京阪電車出町柳駅
スタートは出町柳駅です
下鴨神社の古本市や知恩寺の古本市でお世話になっている駅です

今出川通りを東に向かって歩きます
早朝なので通勤される方がちらほら歩いている程度です

百万遍の交差点を過ぎると知恩寺、京都大学があります
20分ほど歩くと白川通りの手前から白川疎水通が北側に並行に走ります

白川疎水通
白川疏水通は白川疎水の両側に作られた散歩道です
白川疎水は南禅寺境内にある水路閣から北に流れていて哲学の道、今出川通を渡り、北西に向かって高野川を超えて最後は賀茂川まで伸びる延長約7kmの水路です

満開の桜並木が素晴らしいです
まだ8時ころだと言うのに海外の観光客が多く訪れていて思い思いに写真を撮っていました

哲学の道
白川疎水通から哲学の道に入ります
まっすぐ進むと銀閣寺、右に折れると哲学の道です

哲学の道は銀閣寺から熊野若王子神社までの散歩道のことです

日本の道百選にも選ばれている京都の超有名な観光スポットでもあります

哲学者である「西田幾太郎(きたろう)」が毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなんで名付けられたといわれています
哲学の道の脇には琵琶湖疎水が流れていて、その雰囲気は日本庭園の中を散歩するような静かで穏やかな気持ちになります

桜の名所としても知られていて写真スポットがたくさんあります

観光客も朝の空いた時間を狙ってきているのでしょう結構な数の人が歩いていました
平日の早朝でこの人出なので休日の日中は混雑すると思います
桜を見るどころではないかもしれません

洒落たお店が点在しています

哲学の道の中ほどには、西田幾太郎の名言の「人は人、吾はわれ也、とにかくに吾行く道を吾は行くなり」と刻まれた石碑があります

哲学の道から大豊神社に抜ける道があり立ち寄ってみました

大豊(おおとよ)神社
大豊神社は「狛ねずみの社」として知られています
祭神は少彦名命・菅原道真公・応神天皇です
枝垂桜や椿の名所でもあります

初めて訪れましたが癒しの空間でした
境内は桜や椿が咲き乱れていて、紅白の椿の花を色々な場所に飾っていました

誰のセンスなんでしょうか
インスタ映えすること間違いなしです

狛ねずみがお守りする大国社

狛きつねがお守りする稲荷社

狛さるがお守りする日吉社と狛とびがお守りする愛宕社

本殿は狛へびがお守りしていました

女子受け間違いなしの神社です
大豊神社からしばらく哲学の道は続きます

若王子橋で哲学の道は終わりです

琵琶湖疎水とはしばらくお別れです
永観堂の前を通って南禅寺に向かいます

南禅寺
石川五右衛門の名セリフ「絶景かな、絶景かな」で有名な重要文化財の三門が見えてきました

南禅寺は禅宗の臨済宗のお寺です
その三門は京都三大門の一つに数えられています
「知恩院の三門」「南禅寺の三門」「仁和寺の二王門(におうもん)」が京都三大門です
絶景かなと言った風景を見たかったので「五鳳楼(ごほうろう)」と呼ばれる三門の楼上にも登りました


天気が良かったので素晴らしい展望でした

三門の奥に立つ法堂

法堂の先に国宝の方丈があります

せっかくなので拝観させていただきました

小堀遠州作と伝わる枯山水庭園が有名です
「虎の子渡しの庭」と呼ばれています

禅宗の方丈らしく質素ながら美を追求した建物でした

次は水路閣に向かいます
同じ南禅寺の境内にあり、古代ローマの水道橋を思わせるアーチ橋が水路閣です

水路閣
水路閣は明治時代に造られた全長約93m、幅約4mのレンガ造りです
橋の上には琵琶湖疎水が実際に流れています

TVドラマや映画のロケ地として登場することが多いです
琵琶湖疎水が流れていて下流には哲学の道や白川疎水があります
レンガ造りのレトロな建物と自然が調和した景色は不思議な空間に迷い込んだ気がしました

南禅寺と水路閣はセットのようなものなのでどちらも見学してください
水路閣から山門の横を通って蹴上インクラインに向かいます
南禅寺船溜
蹴上インクラインの下流にあるのが南禅寺船溜です

船着き場として荷物の積み下ろし場所として利用されていました
中央にインクラインの高低差を利用した大きな噴水がありました

巨大な施設で京都市内にあることに驚きます
この船溜まりから蹴上インクラインに向けて歩きます

蹴上インクライン
疏水上流の蹴上船溜と下流の南禅寺船溜を結んだ全長約582mの傾斜鉄道です
現在はレールと船が形態保存されています

蹴上船溜と南禅寺船溜では約36mの高低差があるので舟を台車に乗せ運びました

蹴上インクラインも桜の季節には絶好の写真スポットです

11時近くなっていましたが海外の観光客が大勢いました

上流に向かって蹴上船溜までレールに沿って歩きます
向こうに見えるのが蹴上船溜です

蹴上船溜
琵琶湖疎水を使って物資を運んだ船の終点です
今は観光船の終点でもあります
琵琶湖疎水については一度全ルートを歩いてみたいと思っています
上流側の風景

南禅寺船溜側の風景

京都地下鉄東西線蹴上駅
蹴上船溜から階段を降りると京都と山科を結ぶ三条通りです

道の反対側には蹴上浄水場があります
つつじの名所でもあります

三条通りを少し下ると蹴上駅があります

まとめ
哲学の道は京都観光の鉄板観光地ですが満開の桜の下を歩く哲学の道は格別でした
早朝の人通りが少ない時間に歩けば西田幾太郎が歩いて感じたであろう静かで穏やかな時間を味わうことが出来ます
出町柳駅から蹴上駅までのウォーキングはシニアにとってちょうどよい距離です
京都観光に組み入れることをおすすめします
そして今回訪れた場所では大豊神社が印象に残りました
自然の桜や椿の花に囲まれながら花びらをアートに飾った境内が異世界のような空間でした
今回歩いてみて京都に桜は良く似合うことを再認識しました
京都らしい桜の名所を散策して癒されたいシニアにおすすめです
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