シニアが行きたい滋賀の桜の名所「海津大崎の桜」海津の古い町並みと水辺景観は癒されます

楽しむ

こんにちはkyokotobaです

滋賀県の桜の名所「海津大崎」に行ってきました

「日本のさくら名所100選」にも選ばれている桜の名所です

湖北と言うことで少し遠いので近畿に住まわれている方でもあまり行かれた方は少ないかも知れません

琵琶湖北岸に約800本のソメイヨシノが4kmにわたり桜のトンネルを作っています

海津大崎港がある大崎まで湖に沿って約2kmの遊歩道が通されているので大崎まで歩いて往復してきました

お訪れた時期が桜の終わりごろだったのですがそれでも圧巻の景色を堪能することができました

遊歩道の途中には公園や岸辺にベンチもありました

そこでお弁当を広げるのも良いですね

海津大崎に桜見に行った理由はそれだけではありません

海津大崎に向かう途中の「海津集落」も歩きたかったからです

JRマキノ駅から海津大崎に続く「海津集落」は全国で5番目に重要文化的景観に選定された「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」の地域です

古い町並みをはじめ昔の港跡や水辺の散歩道、江戸時代に築かれた石の堤防など琵琶湖と共に生きた景観を見ながらゆっくり歩いてきました

JRマキノ駅から海津大崎大崎までの歩いての往復はウォーキングにちょうどいい距離です

桜と海津の古い町並みや水辺の景観に癒されたいシニアにおすすめです

アクセス

海津大崎には電車、車、船で行くことができます

・電車

JRマキノ駅になります

海津大崎の入り口までは徒歩30分ほどです

バスもありますが便数が少ないので要チェックです

またマキノ駅からレンタサイクルを利用することもできます

・車

とにかく桜のシーズンには混むのでおすすめはできません

駐車場も少ないので車で行くなら朝早く出かけた方が良いでしょう

・船

桜見クルーズ船になります

シーズン中は今津港や長浜港などから出ているので利用するのも良いと思います

kyokotobaのおすすめは歩いて回ることです

マキノ駅から海津大崎の大崎(海津大崎港)までは1時間半ほどで歩けます

今回のウォーキングは3時間で歩いて回りましたが海津の街並みや琵琶湖畔の散策、史跡見学や琵琶湖を見ながらまったりする時間を入れるとマキノ駅から往復4時間ほど見た方が良いと思います

次にkyokotobaが歩いた当日のマキノ駅からの散策コースを紹介します

海津大崎ウォーキングコース

kyokotobaはJRマキノ駅から海津大崎の大崎まで往復してきました

ルートは下図の通りです

マキノ駅を8時40分に出発して11時40分に帰ってきました

今回は3時間のウォーキングでした

まだ「清水の桜」とか「海津天神社」とか見どころはあったのですが訪れることができませんでした

お弁当を食べたりゆっくり休憩したりしながら「清水の桜」や「海津天神社」も見学すると4時間ほど見た方が良いかもしれません

JRマキノ駅

マキノ駅から出発です

改札口の横に観光案内所もあります

朝が早いと開いていませんがお花見マップなどは自由に取れるので心配いりません

トイレが気になる方は駅前のトイレですませた方が良いですよ

駅前は琵琶湖に向かって「アクアパレス通り」と呼ばれる大通りが伸びています

そのまま進むと「湖のテラス」があります

湖のテラス

マキノ町のシンボルとなる建物が「マキノ湖のテラス」です

ヨーロッパ風の建物で目を引きます

目の前には琵琶湖が広がっています

素晴らしいながめです

海津大崎の桜や竹生島が一望でき、砂浜にはマキノサニービーチが広がっています

大崎の横の小さい島が竹生島です

マキノサニービーチ

写真撮影におすすめのスポットです

ここに来るだけで満足してしまいそうです

近江湖辺(おうみうみのべ)の道

湖のテラスから湖岸沿いに「近江湖の辺」が続いています

「近江湖の辺」の道は近江舞子から近江八幡をびわ湖の北まわりに結ぶ約140kmの自然歩道です

琵琶湖を見ながら岸辺を歩くのはとても気持ちがいいです

途中、川や海津浜の石積で岸辺の道がなくなり海津の街を通る北国街道に合流しながら海津大崎まで続きます

海津の街並み

海津の集落の中心を走る道が北国街道です

海津は西近江路と湖上交通の要衝として栄えた宿場町であり港町でした

昔栄えた時代を偲ばせる街中を歩きます

酒蔵「吉田酒造」がありました

日本酒「竹生嶋」が有名です

名物の鮒寿司の製造元の魚活さんです

海津天神社

祭神は菅原道真公です

海津は北陸より京阪へ通じる西近江路の要衝だったので昔より朝廷や将軍家、諸大名、船主などが旅の安全を祈願したそうです

今回は参拝できませんでした

北国街道から見えたので写真をパチリ

海津浜の石積

石積みの堤防は江戸時代に築かれ約1.2kmに渡って続いています

琵琶湖からの波風による災害を防ぐために元禄16年(1703年)に代官の西興一左衛門がこの石積み堤防を築きました

今でも石積みは残り住民の生活を守っています

立派な石積みです

海津のイケ

「イケ」とは海津集落内にある湧水を利用した共同井戸のことです

洗い場として用いられています

海津集落にある三つの「イケ」にはそれぞれ神様が祀られています

海津1区にある「イケ」です

ハシイタ

「ハシイタ」は湖畔に木の板で作られた小さな桟橋のようなものです

海津の人々はそこで洗い物をしていました

今でも利用しているのでしょうか遠くに一つのハシイタを見ることができました

ヅシ

ところどころに民家と民家の間を琵琶湖に向かって通る細い小路があります

集落の人々はここを通って琵琶湖の水を利用していました

旧海津港桟橋跡

旧海津港を偲ばせる桟橋跡の杭を見ることができます

説明文がないとただの湖面に突き出た棒だと思います

説明文は下記の通り

「旧海津港跡 / 海津港の開港は明瞭ではないが、平安末期の『源平盛衰記』鳥羽天皇御代 に藤原仲実が越前守に任ぜられ 海津に立ち寄った時「かいつの里」という言葉のついた歌を詠んでいる

この頃より海津港が発展し始め、 特に豊臣秀吉の頃大谷吉隆によって中村と中小路との間に船の出入りをする川を掘って以来、大津に次いだ大きな港として発展した

海津東浜は江戸時代には北陸と大津を結ぶ重要な港場であり宿場町として大いに栄えた

明治3年(1867)郡山藩の許可を受けた磯野源兵衛と井花伊兵衛らが共同して蒸気船を購入し、大津~海津間の航路を開いた

これが太湖汽船 琵琶湖汽船の母体となった。その桟橋は杭のみを今に残している」

海津港

現在の海津港です

花見時には「お花見船」が出ています

海津大崎の桜並木

北国街道を歩いていくと三叉路にあたります

そこを右に曲がると海津大崎の入り口があります

ここまでマキノ駅から30分ほどかかりました

木津大崎の桜並木が歓迎してくれます

道路は狭く車が危ないので湖岸に整備された湖岸遊歩道を歩きます

湖岸遊歩道

湖岸沿いに約2㎞続く歩行者専用の小道です

遊歩道の上に桜が覆いかぶさり圧巻です

ところどころ遊歩道が無くなり道路を進む場所もあります

石畳が続いていたり湖岸の砂利道になったり色々です

琵琶湖の水が触れそうな近くを歩くのも気持ちがいいものです

なにより景色が素晴らしいです

桜の並木と広い琵琶湖、その中を歩くのですから人気があるのも分かります

海津大崎湖岸園地

しばらく湖岸遊歩道を歩くと海津大崎湖岸園がありました

ベンチもあるのでお弁当を食べたり休憩したりするのも良いと思います

こちらは「日本のさくら名所100選 選定」の記念碑です

義経の隠れ岩

「義経の隠れ岩」は源義経が兄の頼朝に追われ、奥州平泉に逃れるときこの岩に隠れたといわれています

謡曲「安宅」には義経が海津付近に上陸して一時身を隠し北国へ逃れていった一節が謡われています

身を隠すには少し小さい気がします

大崎寺

近江西国九番の霊場で大崎観音として親しまれています

有名なのは阿弥陀堂の天井には落城時の安土城の血の付いた板が貼られていて安土の血天井と呼ばれていることです

大崎寺から見た琵琶湖の景色

大崎

今日の目的地の大崎の地まで来ました

時間は10時20分でした

ゆっくり見学しながら歩いて約1時間40分ほどかかってしまいました

山の上には大崎時、湖岸には海津大崎港があります

お花見クルーズの到着地でもあります

訪れた時はクルーズ船運航が終了していました

お花見クルーズは今津港、長浜港から出ています

琵琶湖から見る海津大崎の桜もきれいと思います

人気のクルーズなので来年の春はWEBサイトで予約したらどうでしょうか

大崎からも「近江湖辺の道」が続き桜を見ることもできるのですがほとんどの人はここで引き返します

マキノ駅に帰ります

湖岸遊歩道を歩いて引き返します

もう一度桜を目に焼き付けて歩きます

目の前で漁師さんが船で魚を取っているところに遭遇しました

本当に目の前の湖面で漁をしていました

まとめ

JRマキノ駅から海津大崎に続く「海津集落」は全国で5番目に重要文化的景観に選定された「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」の地域ですが何故選定されたのか歩いて巡って理由がよく分かりました

そこには人の暮らしと琵琶湖をはじめとする自然が融合した風景が広がっているのです

海津大崎の桜の素晴らしさはもちろんですが海津の地域も魅力あふれる場所で本当に行って良かったです

桜と海津の古い町並みや水辺の景観に癒されたいシニアにおすすめです

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