こんにちはkyokotobaです
2023年の秋、秋とは言いながら例年より気温が高い日が続いていて異常気象の年ですね
11月に入ったと言うのにシャツ1枚で過ごせる晴天の日に京都に行ってきました
京の3大古本祭りの一つの「百萬遍知恩寺 秋の古本まつり」の初日に参加するためです
京の三大古本祭りは5月に岡崎のみやこめっせで行われる「春の古書大即売会」と8月に下鴨神社で行われる「下鴨納涼古本まつり」と今回行った「百萬遍知恩寺 秋の古本まつり」です
これで京の3大古本祭り全てに行ったことになりました
初日の古本市が始まる前に古本供養が知恩寺であったり、他の古本市とは少し趣がちがう古本市です
京都大学が近いので学生もちらほろ見ることができ大勢の客でにぎわっていました
京都が好きで古本が好きなシニアにおすすめです
百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)
浄土宗の大本山の寺院で、都に疾病が蔓延したときに後醍醐天皇の勅命を受けて七日七夜にわたって百万遍の念仏を称えながら大念珠繰りをしたところ疫病が治まったことから「百萬遍」の号が下賜された歴史があります
同じ浄土宗の総本山の知恩院と間違えられることもあるので百萬遍知恩寺と正式名称としています
「百万遍」は付近の交差点名や通称の地域名にもなっているほど親しまれています
「百萬遍知恩寺 秋の古本まつり」スケジュール
日程概要
期間:2023年11月1日(水)〜11月5日(日)
時間:10:00〜17:00 (初日は古本供養終了後開店)
場所:京都 大本山 百万遍 知恩寺境内にて
主催:京都古書研究会
第47回ということで京の古本市のなかでも由緒ある古本市です
「オークション」や「全集コーナー」・「児童書コーナー」などがあり、かなり充実した古本市です
「百萬遍知恩寺 秋の古本まつり」に行ってみた
京阪電車を利用しました。夏に行った「下鴨納涼古本まつり」の下鴨神社と同じ出町柳駅で下車します。出町柳駅で降りて今出川通を西に行くと下鴨神社、東に行くと百萬遍知恩寺です
橋を渡ると下鴨神社です
道中には古本屋が何軒かあり古本市と連動して通りに古本が並べられていました
みなさん京都のおみやげで超人気の「阿闍梨餅」をご存じですか
「阿闍梨餅」は満月というお店の商品なのです。満月の本店が近くにあったのでせっかくなので寄ってきました
今出川通から鞠小路通りを左に入ります
出来たてなのでホカホカでした。バラで購入
百万遍の交差点です
この近辺の通称名称も百万遍と言います
京都大学も百万遍一帯にキャンバスがあります
せっかくなので挨拶してきました
京都大学正門です
さすが国立大学ですね、京都のど真ん中に広大なキャンパスと学舎があります
吉田神社は正門のすぐ隣です
百萬遍知恩寺は百万遍交差点のすぐ近くです
境内全部を使って古本まつりが開かれていました
全集コーナー
絵本コーナー
お目当ての本を探しましょう
本堂では講和とか演芸ショーなども開催されていて、皆さん思い思いに楽しまれていました
kyokotobaが訪れたのは初日の午後3時ごろでしたが、思いのほか多くの方が来場していました
京都大学が近いので学生さんや教員の方でしょうか、若い方も多かったです
アクセス
・バスの場合
京都駅より市バス17または26系統 百万遍バス停下車
バスは便利なんですが乗客が多すぎて込み具合がハンパないです
kyokotobaはなるべき電車か歩くようにしています
・電車の場合
京阪電車 出町柳駅下車 東に徒歩10分
出町柳駅、満月本店、京都大学、百万遍交差点、百萬遍知恩寺の位置関係はこうなります
京の3大古本祭りとは
・岡崎みやこめっせ 春の古書大即売会 京都市勧業館
広さ570坪の屋内会場において、三大即売会で荒天を気にせず普段は秘蔵の優品を思い切って展示できる即売会です
春の古書大即売会の紹介記事はこちらから みやこめっせ
・下鴨神社 下鴨納涼古本まつり 下鴨神社糺の森
糺の森(ただすのもり)の広大な敷地で、おそらく日本では最大級の数量の古書が並ぶ、掘り出しもの多数の古本市です
下鴨納涼古本まつりの紹介記事はこちらから 下鴨神社
・百萬遍知恩寺 秋の古本まつり 百万遍知恩寺境内
初日、書物に感謝を込めて全国で唯一古本供養を行い、発足当時から継続する最も歴史が古い会員のみで開催する古本市です
2024年の京の3大古本祭りスケジュール
来年の京の3大古本祭りのスケジュールが発表されています
京都見物もかねて来年も参加したいですね
・春の古書大即売会 5月1日~5日 京都市勧業館
・下鴨納涼古本まつり 8月11日~16日 下鴨神社糺の森
・秋の古本まつり 10月31日~11月4日 百万遍知恩寺
まとめ
今年は何か所か古本祭りを訪問しましたが一番人出が多かった気がします
第47回という歴史ある古本祭りなのでファンが多いのかもしれませんね
また京都大学の近くなので学生や教員の方も多かったのかもしれません。それに近所には実店舗の古本屋も多く、古本が身近な街なんだろうなと思いました
残念ながら欲しい古本に出会うことはありませんでしたが、雑然とした本の海の中から宝物を探す時間は楽しいひと時でした。来年も10月31日の初日に行きたいと思います
京都が好きで本が好きなシニアの方は一度参加されることをおすすめします
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